まず単母音から始めます。日本語の口の開け方との違いをここでしっかり習得しましょう。 あとに続く複母音は、数は多いですが、 これら単母音を組合せることで一気に攻略できます。
a
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解説
(解説)口を縦に大きく開ける。 開口度 2 が最も大きい 音。そのためこもらない「明るい」音が出る。
(ヒント)
顎を下に下げると考えてもいい。 内科の診察で口を開けて声を出す感じ。 舌は脱力して自然に下げる。
o
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解説
(解説)唇に軽く力を入れて丸め、真ん中を人差し指程度開ける。
(ヒント)唇にゴムのように弾力を持たせて構える。 口の中に小ぶりのゆで卵を横に寝かせて含むイメージでスペースを作る。 そこに音が響くのを聞きながら、やや長めに発音する。
e
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解説
(解説)口は横にわずかに引き、縦にもわずかに開けて、舌はやや奥に引く。
(ヒント)「エ」の口で「オ」。発音器官をゆるく使う曖昧な音。 口は縦にも横にもゆるく構え、 横長の長方形の窓から歯が少し見える感じ。 舌はやや奥寄りにゆるく構える。奥に引き過ぎない。
i (yi)
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解説
(解説)唇を横に思い切り引く。
(ヒント)
・口を横に引くため、口内は横に平な形状になる。舌は脱力して前に。
・前に子音が来ない時(声母がゼロの時)はyiと綴る。
u (wu)
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解説
(解説)単母音[o]の要領で唇に軽く力を入れ、前に突き出してすぼめる。
(ヒント)
・[o]が口を丸めて中心があいているのに対し、ぐっと唇を寄せてすぼめる。そのため口内のスペースは狭く、こもった音になる。
・前に子音が来ない時(声母がゼロの時)はwuと綴る。ü (yu)
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解説
(解説)ウムラウト3のU。上下の唇を寄せ、外側にやや反り返る形に構え、唇の狭い隙間で音を振動させ、ビブラートをかける。
(ヒント)
・唇に横笛をあてるイメージで。あるいは[i]を発音しながら、口をすぼめてみる。また「ヒュッテ」の「ュ」も感じをつかみ易い。
・前に子音が来ない時(声母がゼロの時)はyuと綴る。
er
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解説
(解説)[e]の発音に続いて舌をそりあげる。
(ヒント)
・[e]の音が出ると同時に舌をそり上げる。一音であることに注意。
・舌先はどこにも着かない。
・他の単母音と異なり、子音とは結びつかず、単独でのみ登場する。
☆口形の違いに注意をして発音してみましょう。 ★発展語彙